私は震度4までしか経験したことがなく、大きな地震のイメージがつかないまま、いつか強い揺れが来るのではと不安になります。気づけば毎日のように地震のことを考えてしまい、落ち着かない気持ちになります。
来年度から大学入学のために一人暮らしをする予定なので、この不安を抑えたいと思うようになりました。そこで、なぜ地震が怖いのか、地震のリスクについて、整理してみました。
地震が怖い理由
急に緊急地震速報が大きな音で鳴ること、そして大きな揺れがくることなど、理由はたくさんあります。が、1番は大きな地震を経験したことがなく、地震について知らないことが大きいと思いました。
またライフラインが止まってしまい、普段通りの生活を送れないこと、避難所で生活するかもしれないことにも不安を覚えます。
私が住んでいる地域と、引っ越し先の地域では普段の地震は少ないですが、南海トラフなどの大きな地震がくると言われている地域です。幸い、津波の心配はありませんが、いつか大きな揺れに襲われるのだという恐怖があります。
地震のリスクについて
私の地震への不安は漠然としている気がします。まずは地震リスクを把握しようと思い、防災科研が公開している「地震10秒診断」をやってみました。防災科研は政府が設立した災害研究機関で、集めたデータをもとに地震リスクを算出しています。
https://nied-weblabo.bosai.go.jp/10sec-sim
現在住んでいる場所では、30年以内に震度6強が起こる確率が10%程度、6弱が50%程度、5強が75%、5弱が90%程度の確率で起こるそうです。
震度6強が起きた場合、平均的には停電が2日、ガスが10日、断水が15日ほど続くそうです。震度6弱では、停電が1日、ガスが5日、断水が8日程度でした。また、震度5強では各ライフラインが1日程度停止し、震度5弱では停止が発生しないとありました。
引っ越す予定の場所では、30年以内に震度6強が起こる確率が4%程度、6弱が50%程度、5強が60%、5弱が85%程度の確率で起こるそうです。数値だけで見ると、引っ越す先のほうがリスクが低いことが分かりました。
震度6強が起きた場合、平均的には停電が2日、ガスが8日、断水が13日と、こちらのほうが早くライフラインが回復するそうです。
私は地震への不安が強く、比較的リスクが低い地域にある大学を第一志望にしていましたが落ちてしまい、引っ越し先近くの大学へ進学することになったため、不安な気持ちがありました。それでも、現在住んでいる場所よりリスクが低いという結果が出たことで、少し安心することができました。
震度6強が起きたらどうなるのか
現在住んでいる地域、そして引っ越し先の地域では、震度7が起きる確率は極めて低く、予想されている最大震度は6強であることが分かりました。壊滅的被害の中心になる地域ではないようです。
また周辺は新しい建物が多く、建物倒壊リスクは比較的低いこと。そして住む予定の建物も鉄骨造なので、倒壊する可能性はほとんどないことが分かりました。
そのうえで、震度6強が起きたらどうなるのかについて調べてみました。
Q. 6強の揺れはどのようなものなのか
6弱の揺れが起きると、立っていることがほとんど不可能になり、ほとんどの家具が倒れるそうです。家具が倒れないよう、固定しておくと安心だと思いました。また外では、エレベーターが停止したり、自動販売機や看板が倒れるリスクもあるようです。
エレベーターで閉じ込められるのが怖いので、普段はできるだけエスカレーターや階段を使おうかなと思いました。
Q. どのくらいの時間揺れるのか
地震が揺れる時間は、マグニチュードによって変化するそうです。マグニチュード7クラスは10秒程度、マグニチュード8クラスは1分間、マグニチュード9クラスは3分程度揺れると書かれていました。
実際、マグニチュード7クラスの阪神・淡路大震災は10秒程度、マグニチュード9クラスの東日本大震災は3分程度揺れたそうです。
南海トラフ地震ではマグニチュード8から9程度が想定されているため、1分~3分程度の揺れが続くことが分かりました。
Q. 避難する必要はあるのか
倒壊する可能性はほとんどない建物の場合、周辺で火災が起きるなど住むことが困難なケースを除いて、避難する必要はないことが分かりました。
Q. 電車が運転再開するのはいつか
数日で運転再開されるケースが多いことが分かりました。引っ越し先の地域では以前6弱の地震が起きたことがあったそうですが、そのときは翌日には、ほとんど運転再開したようです。
不安が強いため、余震などが心配だったのですが、数日経てば他地域で過ごすこともできそうだと思いました。
Q. 震度7がくる可能性はあるのか
自治体が発行している震度マップを見ると、隣接する自治体で震度7と表記されており、震度7がくる可能性もあるのかなと思いました。(震度6強の場合は新耐震基準なら倒壊する恐れはないそうですが、震度7では倒壊する可能性があるそうです。)
先ほど紹介した防災科研のデータは実際に起きうる確率が高い地震が元になっていますが、自治体が発行している震度マップは、最悪の事態にも備えるために、最大想定(最悪ケース)を用いることもあるようです。
最大想定とは、断層が最も破壊的な方向に崩壊した場合など、最悪条件を全部組み合わせた天井値で、ほとんど起きないケースなことが分かりました。
東日本大震災が想定されるよりも大きな地震だったこともあって、多くの自治体は最大想定で地震について考えるようになったそうです。こういった事情があることを知り、安心しました。
Q. 旅先で地震に遭遇したら
旅先で震度6強、あるいは震度7に遭遇したときには、公共交通機関が止まってしまうため、すぐには自宅に戻ることはできません。
まずは津波などのリスクがない場所へと避難し、公共交通機関が復旧するまでは、可能ならホテルで待機することが大事だと分かりました。
とくに南海トラフ地震の場合、すぐに津波がくる地域もあるようなので、もしそういった地域に訪れる場合には、どこに避難したらいいのかをあらかじめ把握しておくと安心できそうだと思いました。
さいごに
これまで、例えば南海トラフ地震がくると震度7を多くの県で観測(実際は、一部自治体のみ)、巨大なビルも崩れる(実際は、6強程度なら基本的には大丈夫、震度7にも耐えられる建物は最近多い)といったイメージがあり、不安でした。
しかし調べていくうちに、阪神・淡路大震災によって建物の耐震基準が厳しくなったり、東日本大震災によって最大想定で考えるようになったりと、地震大国の日本では過去の地震での教訓を活かして、様々な対策が取られていることが分かりました。
南海トラフ地震など、最大想定で啓発・対策をすることによって、地震が起きても助かるように尽力されているのだと思い、安心できました。また、必ず最大想定で起きることを煽るような内容には気をつけようと思います。
今後、基本的な防災対策をして、いざ起きても大丈夫なような心づもりをしようと思いました。