大学に進学したので、この記事の続きを書くことにしました
2025年内に大学合格が決まったため、入学前に大学側へメールで問い合わせました。通っている大学には、性別違和への対応をまとめたガイドラインのようなものがあり、それに沿って連絡しました。
「性別違和 大学 ガイドライン」などで検索すると、大学ごとの方針が見つかることもあります。また、入学手続きの資料にも、性別違和に関する相談があれば連絡してほしい、という案内が記載されていました。
連絡した結果、通称名を使うには保護者の同意が必要であること、また、通称名ではなく授業中の呼称への配慮を希望する場合は、授業担当の先生に自分から相談してほしいことを伝えられました。
結果として、授業での呼称の配慮は希望しませんでした。自分の学科には同じ名字の人がいなかったことに加え、大学では学生証を使う場面が多く、学生証を見られたときに不自然に思われるかもしれないと考えたためです。学生証の名前を変更する場合も、保護者の同意が必要だったはずです。
自分にとっては、名前の問題がいちばん大きな不安でした。あおいやれいのような中性的な名前ではなく、名前を見ると戸籍上の性別を連想されやすい名前だったからです。
ただ、実際に入学してみると、名前だけで強い違和感を持たれる場面は、今のところあまりありません。声が高いと言われたり、変わった名前だと思われたりすることはありますが、「声が高いんだよね」「ちょっと変わった名前なんだよね」と返すと、そのまま受け止めてもらえることが多かったです。
また、授業では同じ名字の人がいない限り、基本的に名字で呼ばれることが多く、下の名前で呼ばれる場面もあまりありませんでした。
授業以外について
サークルや部活動でも、少なくとも自分の周囲では、性別情報が必要になる場面はほとんどありませんでした。見た目や名前の点で大きな問題がなければ、日常的にはそこまで困らないのではないかと感じています。ただし、運動部など活動内容によっては事情が異なるかもしれません。
健康診断では、合理的配慮を受けることができました。健康診断のお知らせに、個別配慮を希望する人は連絡してください、という案内があったため、そこへ相談したところ、快く個別対応してもらえました。
健康診断は男女で日程が分かれており、戸籍上の性別で受診することに抵抗があったため、個別に対応してもらえたのはとても助かりました。
大学での困りごと
大学での困りごととしては、オールジェンダートイレが限られた場所にしか設置されていないことが挙げられると思います。特に低層階にしかない場合、高層階の教室から休み時間の10分で移動するのは大変です。
ただ、自分の大学では、多少の遅刻が大きな問題になる雰囲気はあまりありません。他の大学でも同じような感じだと聞きます。なので、時間が掛かることについて問題視することはないのかなと、自分は思います。
もともとは、合理的配慮により手厚い大学を第一志望にしており、そこが不合格だったため今の大学に進学しました。しかし、実際に通ってみると、大きな困りごとは今のところありませんし、この大学に進学したことには満足しています。
もちろん大学によって対応には差があると思いますが、大規模な大学のほうが、比較的こうした相談に慣れているかなと感じます。進学に不安がある場合は、出願前や合格後の段階で、大学に合理的配慮について問い合わせてみるのがおすすめです。